NEXTEYE「中国人が作った韓国化粧品、中国市場の壁を取り壊す」

2022.04.04 既読回数 679次数

CHEN GUANG、NEXTEYE代表のインタビュー
-中国の唯美度グループの引き受け後、韓国化粧品事業に挑戦
-中国に続き、米国, 東南アジアなどグローバル市場攻略

「中国化粧品はグローバル製品として発展させるには限界がある。 優秀な韓国化粧品を中国に、再び中国を越えてグローバル製品に世界化する」


【CHEN GUANG、NEXTEYE代表】

NEXTEYEのCHEN GUANG代表は23日、京畿道安養市東安区にあるNEXTEYE本社で、今年は化粧品事業が米国などグローバル進出を本格化する元年になると明らかにした。

NEXTEYEは、化粧品事業を主力にしていた会社ではない。 1998年に設立され、Machine Vision技術を基にスマートフォン、ディスプレイなどの外観を検査する装備を販売した企業であった。 そして2016年、中国の化粧品メーカー唯美度グループに引き受けされ、化粧品事業に参入した。

NEXTEYEが化粧品事業に挑戦したのはMachine Vision装備事業の成長が限界にある状況で、韓国化粧品の潜在力を高く評価したからであった。 CHEN代表は「既存の検査装備事業の著しい成長が難しいという点を勘案し、唯美度グループの事業ノウハウを韓国市場に活用すればシナジーを創出できると判断し、化粧品事業を始めた」と述べた。

CHEN代表は、「これまで、韓国化粧品が持つ優秀な製品性に比べ、中国市場での掌握力は足りなかった」と評した。 中国人の目線で魅力的なメリットをアピールする製品はあまりなかったという見方からだ。CHEN代表はその地点で、優秀な韓国化粧品を中国顧客が好むマーケティングおよび流通戦略を加えれば、新しい需要を創出できると見込んだ。

2017年に中国の美容フランチャイズ「唯美爱」を設立し、化粧品事業を開始した。 中国の顧客がエステサロンで化粧品を体験·購入する事業モデルを構築した。 2020年の基準に唯美爱の売場数は、1000店で早く拡大した。また、韩诗缇、Myconos、Beifumanなど、様々な独自の韓国化粧品ブランドをローンチし、市場掌握力を高めた。

CHEN代表の戦略は的中した。 2020年から全体売上高で化粧品事業が占める割合が約40%に跳ね上がった。 2020年には48.2%、2021年には42.2%を記録した。 2019年の36.2%の割合に比べれば、最大10%以上上昇したのである。

但し、コロナ19の拡散によってMachine Visionや化粧品事業などの萎縮で、昨年連結基準の売上高は288億ウォンで、前年対比17.2%減少した。 営業損失も117億ウォンで、前年に続いて赤字が続いた。

NEXTEYEはこのような業績悪化を改善するため、オンラインで化粧品事業を拡大している。 高価商品中心のエステチャンネルでは現金の創出が遅いだけに、潜在顧客の比重が大きいオンラインチャンネルを積極的に攻略することにしたのである。 昨年末、中国オンライン8大免税店の一つである「Somigo」プラットホームと化粧品独占供給契約を締結した。 日焼け止め、マスクパックなどの独自商品をはじめ、韓国の有望中小企業の製品を一緒に納品し販売している。 今年の目標販売品目数(SKU)は1000品、製品供給額は100億ウォン以上である。 協業企業を増やすための入札公告も現在準備中である。 CHEN代表は「中国市場進出に失敗した韓国中小企業の製品をSomigoプラットホーム納品して良い販売成果を上げた」とし「中国市場に進出するためには最大2年かかって衛生許可を受けなければならないが、免税プラットホームでは許可が必要ないのも長所」と説明した。

米国、東南アジアなどのグローバル市場への販売網拡張も推進中である。 昨年末からマスクパック製品を輸出し、ソーシャルマーケティング方式で流通している。 今年は、米国の市場を筆頭に、日本や台湾などへ市場を拡大し続ける計画だ。CHEN代表は「マスク製品の1つを昨年末から米国とシンガポールに輸出した」とし「米国だけでなく日本、台湾も次第に販売市場を拡大していく予定」と強調した。

あわせてCHEN代表は、Machine Vision装備事業も中国市場への進出を加速化させるという戦略だ。 「SAMSUNGなど韓国の大企業を中心に中国会社と協業範囲を拡大する予定」と述べた。